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2008年俺内部小説ランキング!

冬コミは29日 月曜日 西地区 "お" ブロック 36aです。
当日は以下の本を頒布予定。

新刊! 初音ミク小説「君の心は、そこにあるⅡ」1000円
既刊   初音ミク小説「君の心は、そこにある」(コミケ74発行)1000円
既刊   CLANNAD小説「夕凪の声」(コミケ73発行)CLANNADクリアした方のみ無料。

どうぞお立ち寄りください。




なんかこの季節になると「今年の○○ランキング」みたいな話題が
テレビではもちろんのことネット上でも席巻するわけですけれども、
やっぱりオイラもこういうお祭りごとは嫌いじゃないので
ここはひとつ世間の流れに便乗して
「今年の面白かった小説ランキング ベスト10」でもやろうかと。

ちなみに選定対象は
「2007年12月から2008年11月までの一年間でオイラが読んだ小説」です。
したがって中には発行年月日が古い作品も入ってたりしますけど、
そこら辺は深く考えないように。
あくまでオイラが今年読んだ小説なので。

それと何を基準に「面白い」と決めつけた上でランキングしたかというと、
「一度読み始めたら止められない」という視点で割り振りました。
これがもしも「印象的な台詞・場面に恵まれた小説」という視点だったり、
「泣ける小説」や、あるいは「ラストが衝撃的な小説」とかだったりすると
またランキングの内容はガラッと変わってましたね。

それと念のために今年読んだ小説を以下にリストとして残しておきます。
誰も見ないと思うけど、自分用にも。

というわけでまずは第10位から!















第10位
「戦略拠点32098 楽園」長谷敏司 角川スニーカー文庫

32098


円環少女で有名な長谷先生のデビュー作。
重厚な世界設定と、それでありながら終始漂う哀愁の空気。
「楽園」の美しさに心を癒され、少女の奔放さに心を救われながら、
「生きる」というその一点にどうしようもない懐疑と哀切を抱いてしまう、屈強の兵士二人。
デビュー作にしてこれほど濃密な物語を紡いでみせた長谷先生の才能には
ただただ感服するしかないのでありますが、
惜しむらくはすでにこの作品が絶版となってしまっていることか。
読んだ後には実に人に勧めたくなる一冊なのに。本当に惜しいなあ。

続いて第9位。















第9位
「イニシエーション・ラブ」乾くるみ 文春文庫

イニシエーション・ラブ


圧倒的。
この小説を表現するのにこれ以外の言葉が必要だろうか。
それくらいの迫力に満ちた小説。
ではそんな凄い小説がなぜ9位という地位に甘んじているかといえば、
この小説の中盤がびっくりするくらいにつまらないから。
いやホント、俺も人から熱烈に勧められなければ
この魔の中盤を乗り越えることは出来ませんでしたよ。
それくらいにつまらなくて、途中で投げだしたくなる。

しかしこの小説の真骨頂は、最後の最後、ラストの2行にあるのです。
この2行に辿り着いた時、あなたの世界は根底からひっくり返ることでしょう。

実際、俺がこの小説を読み終えたときには
思わず本を投げてしまいましたしね。
それはつまらないからとかではなく、余りにも恐ろしすぎて。
それはリングや富江のようなホラー的な怖さではなく、
「最後の最後まで見事にだまされてしまったのだ」という
作者への畏怖の念と言いましょうか、
そんな想いが俺の体を恐ろしい力で貫いたのです。

そして同時に、俺は世界が崩れる音をこの耳でしかと聞きました。
この本の中で色々な形で張られた伏線が
おそるべき姿でラスト2行に集約されていて、
この小説の影に隠されていた真の「イニシエーションラブ」に気がついた時、
俺はいてもたってもいられずに、
頭をかきむしりながら凶人めいた呻き声を漏らしつつ、
家の中をうろうろと歩き回っていました。

ああ、あの台詞はこういう意味を持っていたのか。
あの場面における不自然な行動にはこんな真相が隠されていたのか。

ラスト2行を読み終え、その意味をしっかと噛みしめた時、
この「イニシエーションラブ」という作品はそれまでと全く違う様相となって
俺たち読者の前に豪然と姿を現すのです。

そう、このたった2行。この2行こそがこの小説の真の魅力と言って良いでしょう。
本当にオススメの小説ではありますが、
あくまでこのランキングは「一度読み始めたら止まらない」ランキングなので、
不本意ながら第9位に位置付いています。
もしご興味ある方はぜひお手にとってみてください。

続いて第8位。















第8位
「空の中」有川浩 角川文庫

空の中


合い言葉は武田三尉LOVE。これに尽きる。
いやホント、これほどわかりやすくて典型的なツンデレキャラがこれまでにいただろうか。
空の中といえば武田三尉、武田三尉と言えば空の中。そう言っても過言じゃない。

そしてこの空の中を読み終えたならば「クジラの彼」も読まなければ嘘だ。
クジラの彼に出てくる武田三尉は本物の小悪魔。
その可愛らしさたるや筆舌に尽くしがたく、
その愛らしさたるや怒濤のごとき威烈さで
俺らキモヲタのハートを撃墜してくるのです。
まさに空の中という作品は、武田三尉に始まり武田三尉に終わる。

あと宮じいのかっこよさは異常。異論は認めない。

続いて第7位。















第7位
「AURA~魔竜院光牙最後の戦い~」田中ロミオ ガガガ文庫

AURA


やっぱりこれは外せない。
田中ロミオ節が炸裂するボーイミーツガール小説。
どうも過去にやんごとなき黒歴史を持つ方々にとっては
余りにも痛々しくて読み切ることが大変難しい小説であるようなのですが、
それを差し引いても非常に素晴らしい構成力を見せつけてくれる内容になっているため、
まだ読んだことのない方はぜひにご一読していただきたい一冊。
何よりもスパッツのエロさが際だった名作。結局そこか。

そして第6位。

















第6位
「天切り松 闇がたり シリーズ」浅田次郎 集英社文庫

天切り松闇がたり



親に捨てられ、目細の安こと安吉一家という義賊へと引き取られた少年・松蔵。
この物語は松蔵少年が義賊である彼らの姿を通して、
世の不条理と、それに異を唱える義賊たちの生き様が描かれていくお話なのです。

そして現在は4巻まで刊行されているのですが、
この物語を表現するならば、まさに任侠という言葉こそが相応しいでしょう。
任侠、仁義、義理、人情。
大正という時代を駆け抜けた彼らの姿はまさしく『粋』というその一文字で表現されて、
我々が忘れてしまった何かを思い出させてくれる、
そんな気分にさせてくれる傑作でありました。

また印象的な場面や深みのある台詞などなど見所は本当に沢山あり、
ぜひ皆さんにも読んでいただきたい。
そして読み終えた時には思わずべらんめぇ口調で話したくなる、そんな小説でございます。

続いて第5位。
















第5位
「天涯の砦」小川一水 ハヤカワSFシリーズ

天涯の砦


息を呑む展開とはまさにこの本のためにあるのではないかとまで思える一冊。
宇宙ステーションで発生した空前絶後の大事故。
そしてそこで繰り広げられる、生き残りを賭けたサバイバル劇。
真空という必殺の敵との戦いの中で、
事故を生き残った数少ない人間達は互いに助け合う必要性に迫られながらも、
しかしどろどろとした感情をいやというほどぶつけ合う生存者。
まさしく極限の世界の中で繰り広げられる人間ドラマは
最初から最後まで緊張の連続で
一度読み始めたら二度と止められないことでしょう。
オススメであります。

続いて第4位。
















第4位
「フルメタル・パニック! シリーズ」賀東招二 富士見ファンタジア文庫

フルメタル・パニック


今更俺が紹介するまでもない超有名ラノベ。
いやはや昨年度のこのラノで1位を取ったのも頷ける大傑作でありますわ。
特に10巻の衝撃の展開たるや筆舌に尽くしがたし。
いやほんとこれは凄い。俺は最後までついて行くぜ!

それはそうと、アニメはもうやらないのかしら?
テレビでふもっふが放送されて、それの影響で原作に手を出したオイラとしては
是非にラストまでアニメで補っていただきたいと考えてしまうのですががが。

続いて第3位。
















第3位
「とある飛空士への追憶」犬村小六 ガガガ文庫

とある飛空士への追憶


これぞまさしくエンターテイメント小説と呼ぶに相応しい、
あらゆる娯楽をその内に秘めた作品と言えましょう。
素晴らしい情景描写、息を呑む空中アクション、美しい姫君とのラブロマンス。
ライトノベルとはこうあるべし!という王道中の王道をひた走る、
安定したその構成力はまさに感嘆のため息しか出ない凄まじさ。
一度ページをめくり始めれば決して途中で止めることの出来ない、
興奮と熱狂と感動が次々と襲い来る展開に翻弄され尽くしてください。
誠に素晴らしい作品でございました。オススメ。

続いて第2位。
















第2位
「塩の街」有川浩 メディアワークス

塩の街


オイラが有川浩作品にのめり込むきっかけとなった作品。
本作は電撃小説大賞にて大賞を受賞した傑作でありますが、
この単行本は文庫本を大幅に加筆修正し、かつ後日談をも加えた構成となっているため、
もしこれから塩の街という本に触れる方はぜひ単行本を購入することをオススメします。

何はなくとも、その世界観と主人公達の絆が本当に切ない。
世界が滅びようとする中、互いの絆や好意を信じながらも、
しかし決め手となる一歩をお互いに踏み出せずにいる男女。
だが世界はそんな二人の少し不器用な恋愛を見守ってくれることはなく、
ただ運命に従って人類共々翻弄していくだけなのです。
そんな激しい運命の奔流の中で、二人は本当に救われるのでしょうか?
後日談やサブキャラのエピソードを含めて「塩の街」という世界観に触れていただきたい、
読み終えた際には純粋にそう願える素晴らしい作品であります。
オススメ。

そして第1位。
















第1位
「復活の地」小川一水 ハヤカワ文庫

復活の地1巻 復活の地2巻 復活の地3巻


傑作である。
まさにこの一言に尽きる。
人口500万人の都市を突如襲った大地震。
その災厄から復興すべく、都市の再建にかける人間達のドラマなのです。
とにかく面白い。
政治的な思惑、クーデターの恐怖、錯綜する外交戦略。
色々な人の様々な想いが入り乱れ、
想い半ばにして信念を果たさずに命果てる人、
生きながらえながらも己の信念を貫くことの出来なかった人、
とにかくこの都市に生きる人々の生き様を垣間見ることができるのです。

これこそ傑作と呼ぶに相応しい、大変素晴らしい小説でありました。
必読の書と言えるでしょう。オススメ。




以上で2008年ランキングを書き終えたわけですが、
まぁ以前オイラがエントリーに書きこんだ「人生最高の小説」と順位が矛盾してる本もありますけど、
これはあくまで「一度読み始めたら止められない」という視点でランキングしたから起きた現象です。
読後感やインパクトのある台詞など、そういったものも含めて考えれば、
「天切り松闇語り」や「とある飛空士への追憶」も少し順位を上げてくるんですけどね。

そして自分でも驚きなのが、
ベスト10の中で6冊(復活の地、塩の街、飛空士、フルメタ、AURA、楽園)も
ラノベが占めているという事実。
今年はミステリーやSFなど幅広く読んできたつもりなのですが、
それでもラノベが上位を占めてしまうなんて。
やっぱりオイラはラノベが肌に合うのかしらかしら。

さてさて、来年はどんな素敵な小説に出会えるか楽しみであります。
今後もできるだけ感想文をうpしていこうと思いますので、
ぜひに皆さんもここで紹介した本をお手にとってみてくださいな。

ではでは。

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はじめまして

こんにちは。
「 2008年俺内部小説ランキング」「我が人生最高の小説ベスト10」を見て、
イニシエーションラブ、殺戮に至る病、ZOOなど乙一作品を選んでいらっしゃるところから、かなり私と趣味が似ているのではないかと見ました。
缶さんの、ランキング上位の小説をいくつか購入しようと思います。

meyokt

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Author:缶
SS書いたり読書感想文書いたり仕事のあれこれを勝手気ままにダダ漏れさせる予定のようなそうでないような。

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