スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

苛烈な運命を拳で切り開く少女たち「オイレンシュピーゲル」

冬コミは29日 月曜日 西地区 "お" ブロック 36aです。
いよいよ明日になりましたが、以下の表紙が目印であります。

miku2

以下の本を頒布予定であります。

新刊! 初音ミク小説「君の心は、そこにあるⅡ」1000円
既刊   初音ミク小説「君の心は、そこにある」(コミケ74発行)1000円
既刊   CLANNAD小説「夕凪の声」(コミケ73発行)CLANNADクリアした方のみ無料。

皆々様、どうぞお立ち寄りください。




オイレンシュピーゲル 1巻

冲方丁の「オイレンシュピーゲル 1巻」を読んだ。面白かった。

やばい。
これはやばい。マジでやばい。
何つーか凄い。もうほんと凄いなんてもんじゃない。物凄い。
一度読み始めればただただ圧倒的な魅力に打ちのめされるしかない、
凄まじい迫力をその内に秘めた、まさに傑作であります。

スプライトシュピーゲル、オイレンシュピーゲル共に
各キャラクタ-の壮絶な過去に胸を締め付けられるような悲哀を抱かされますが、
同時にそれを忘れさせてくれるくらい、
幸福と楽しさに満たされた「今」という時間とその生活が、
何とも読む者の心にじんわりと染み入ってくるのです。

特に第二話の『Red it be』は凄い話だった。
余りにも切なく、哀しく、やりきれない、
心をがらんどうににさせられるような、
虚ろにも似たエピソードがそこで紡がれていて、
だからこそ「今」隣にいてくれる仲間達の存在が
愛しくかけがえのないものに感じられるのです。

そしてこの第二話で猛烈な感動に打ち震えて、
まさかこれ以上のエピソードはもうないだろうと思ってたら、
見事に第三話『Blowin' the White』でやられてしまいましたわ。

悲愴と言うには余りにも哀しい、
沈痛と言うには余りにも虚しい、
悲嘆と呼ぶほかない過酷な過去。

普段見せてくれる弾けるような笑顔と、
調子っぱずれだけどどこか可笑しい自作の唄を歌う姿からは想像できない、
悲惨きわまりない少女の生い立ちに、
僕たち読者は痛切な憐憫の情を抱かずにはいられなくなってしまうのです。

だからこそ、僕の目には彼女らの姿が鮮烈に眩しく映ります。
仲間を抱きしめ、仲間を救うために走り、
仲間を助けるために銃弾の嵐に身を投げだす少女たち。
そんな彼女たちの今を生きる姿はどうしようもなく神々しく、
だからこそ仲間とも家族とも呼べるかけがえのない存在が、
常に隣にいてくれることに言いようのない安らぎと喜びを感じられるのです。

いや、これは本当に面白い。

これまでの冲方ワールドでは、
『生きる』ということは常に孤独との闘いであるという
強烈なメッセージ性を持っていて、
作品全体にどこか陰鬱とした雰囲気が漂っており、
ライトノベルという業界と客層では
冲方節は受け入れられないんじゃないかと危惧していたのですけど、
しかしこのシュピーゲルシリーズは違います!

悲劇も喜劇も萌えも燃えも、
すべてのエンターテイメント要素が物語にぎゅっと凝縮されていて、
まさしく有機体のように完璧な構成をもった
素晴らしい大傑作であります!

いやはや、今年も残すところあと数日という日において、
本当に物凄い作品に出会うことができました。

オススメでございます。



関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

rupjwizco

iusdyhh

プロフィール

缶

Author:缶
SS書いたり読書感想文書いたり仕事のあれこれを勝手気ままにダダ漏れさせる予定のようなそうでないような。

缶のTwitterアカウント

缶のpixivアカウント

オススメ!

最新記事
リンク
ブログ内検索
カテゴリー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。