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都市焼滅の危機を救え「スプライトシュピーゲル 2巻」

というわけで明けましておめでとうございます。
って1日遅れでありますががが。

先日の冬コミで遊びに来て下さった皆様、本当にありがとうございます。
皆さんの励ましのお言葉のお陰で、
初音ミクSSの創作意欲がグイグイと上昇させられました。

当面の目標としては4月までに第3巻を頒布して完結させるって感じですね。
本当は2月に完結させる予定だったことを考えるといきなり日和ってますがそこはご愛敬。

何はともあれ、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。




最適化数学で新年の挨拶


SUGEEEEEEEEEEEEE!!!!!
もともとの運動はすべて等速円運動ってところにまた感動。
これは良い物を見させてもらいました。素晴らしい。




スプライトシュピーゲル 2巻


冲方丁の「スプライトシュピーゲル 2巻」を読んだ。面白かった。

何だコレは。
もはや言葉にすることもできない。
この作品の圧倒的な構成力の前では
あらゆる言語がその意味を失うような、
苛烈な圧力と抗いようのない畏怖でもって読者を服従させる、
そんな凄まじいパワーを持った作品でありました。

とにかく恐ろしいのは、そのジェットコースターのようなめくるめく展開の数々。
人工衛星の落下、核兵器の恐怖、世界各国のテロリストたち……、
オーストリアを襲う未曾有の恐怖と都市殲滅の危機を目前に、
我らがスプライトたちは恐怖を胸に封じ、悔恨を背負いながら、
ただひとつの暴風となり兵器となって
大切な人たちを守らんと涙を飲みながら敢然と敵に挑んでゆくのです。

その壮絶なまでの闘いと悲愴ささえ漂う決意を前に、
僕たち読者は彼女らに敬意や憐憫といった、相反しながらも強い感情を抱いてしまって、
何とも言えぬ哀切の情に包まれてしまうのです。

その、戦い。
それはまさに戦争にも似た残酷さに彩られ、
年端もいかぬ少女達は惨憺たる現実を前に、
己の心を木っ端のごとく打ち砕かれてしまいます。

己の仕事は何か。
兵器とは何か。
己が果たすべき役割とは何か。

死の淵をさまよいサイボーグと化した少女たちを襲う、
もっとも根源的で、かつ存在意義すら問いかねないあらゆる懐疑。
わずか数十時間で核兵器の使用を許してしまうという極限の緊張のなかで、
見目麗しいスプライトは何を思うのか。

果てなく続く懊悩と戦闘と殺戮と銃撃のなか、
少女が導き出すひとつの答え。
その回答はぜひ皆さんがご自分の目でご確認ください。
ただそこにあり続ける哀しみと宿命を『事実』として受け入れた少女の毅然とした態度は、
きっと皆さんの心に何かしらの想いを残してくれることでありましょう。


そして迎えるクライマックス。
ここで奇才・冲方丁の真骨頂が発揮されます。
敵の策略と謀略と巧みな戦術によって後手に回らざるを得なかったスプライトが、
初めて攻勢にでるその展開。
暁の空を彩る紫・蒼・黄の閃光はまさしく都市を守護する妖精の姿となって、
最後の決戦へと身を躍らせるのです。

この戦いで得た想い。
この戦いで失った想い。
彼女らの胸に去来する想念の数々。
しかし最後の任務を果たす少女の胸を満たす想いは、確かな喜びでした。

こういった感想文の中でネタバレするのは本当に不本意ではありますが、
しかしこの文章だけはここで引用させてください。
出来る。この仲間となら。自分たちなら成し遂げられる。どこかにいる彼らとなら。

痛悔と悲嘆と惨劇を越えて、確かに感じる仲間との絆。
会ったこともない、名前すらも知らない、しかし想いは通じ合えるという確信だけを胸に、
スプライトたちは善悪すらも越えた歓喜と感動を切々と噛みしめるのです。


面白かった。本当に面白かった。

復活の地を一言で表すならば、ましく傑作でありました。
とある飛空士への追憶を一言で表すならば、まさしく秀作でありました。

では、このスプライトシュピーゲルを一言で表すことを考えた時、
僕にはこの作品を表現する言葉が見つからないのです。
なぜならこの小説は僕の許容のすべてを越えた、空前の大作だからです。
それでも敢えて一言で表現することを許されるならば、
他に類を見ない大名作であることを念頭に置き、
僕はこの小説を『怪作』と呼ばせていただきたいと思います。

素晴らしい物語でした。オススメであります。
さて、次はオイレンシュピーゲル 2巻を読むか。






コメント返信~。

>GFさん
会場に来て下さっていたんですね!
ありがとうございます!
第3巻がいつ出るのかはわかりませんが、
出す際には必ず当blogにて告知しますゆえ、
そのときにも顔を出してくれると泣いて喜びます。主に俺が。
そして既に本を読んでくださったとのことで、本当にありがとうございます。
GFさんの感動さめやらぬ内に次巻を出したいとも思っているのですが、
最速でもあと数ヶ月はかかってしまいそうな予感。。。
しばしお待ち下されぃ。

>モギさん
お~わざわざコメントくださり誠にありがとうございます!
個人的には復活の地はマジでオススメなのでぜひにお読みくださいな!


>名無しさん
>コミケお疲れっした!好きな神様と嫌いな神様にとりあえず笑いましたww
ありがとうございます!
つかコミケに来て下さってた方なんですね!
オイラのキョドってる姿が見られちゃいないかとドギマギしてますがががw
>感想とかはコミケが終わってからの年始にまた投稿させていただきますw
年末は色々と予定が詰まってますしね。コミケとかコミケとかコミケとか。
オイラも今日になってからようやくゆっくり日記書ける状態になりましたし。
来年もいい小説作ってくださいね。
ありがとうございます!
その励ましのお言葉が何よりもカンフル剤になってるですよ!
この初音ミクはなるべく早い時期に完結させたいと思っているので、
どうぞ期待のうえお待ち下さいませませ!

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はじめまして

初めてコメントさせていただきます。
父にこのブログを教えてもらい、楽しみにしながら見ていますw
応援しています。

こっちもはじめまして

今回の冬コミで初めて缶さんを知りました。
初音ミクssをちらっと読んで一巻、二巻とも即買いでした。
三巻出るまでこのssのことしか考えられません。
感想とか書きたいことはいっぱいあるけど眠いのでまたこんど(ぇ
とりあえずはやくつづき! wktk wktk

bhvzrttk

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SS書いたり読書感想文書いたり仕事のあれこれを勝手気ままにダダ漏れさせる予定のようなそうでないような。

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