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日中韓の関連を簡潔にまとめた良本「2014年!中国と韓国、北朝鮮の動きが15分でわかる本」

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■中島孝志「2014年!中国と韓国、北朝鮮の動き15分でわかる本」



総評:★★☆☆☆(2点)

国際協定を無視して自国の利益を最優先し、周辺国を脅かし続ける中国。
日本・米国・中国の間でさまよい続け、いまだどの国へ尾を振るべきか決めあぐねる韓国。
そして一人の将軍の下で統率された……ようで統率されず、軍部の圧力を無視できぬトップが治める国、北朝鮮。

本書は日本の周辺にあるこれら隣国たちの、知っているようでよく知らない国内情勢や対外政策についてまとめられた本だ。

内容は非常にわかりやすくまとめられており、政治や経済について明るくない人でもすんなり読めるに違いない。
私も本書で初めて知ったことが多かった。
中国軍は共産党に属す「共産党軍」であることは知っていたが、これが各支部に別れており、各支部は中央北京政府からほぼ独立していて、政府(つまり共産党)の意向や指示に従わない、という話も初めて知った。
そして中国はもはや北朝鮮への発言力を失っており、米国などが北朝鮮の抑止として中国へ行動を求めているのはまったく意味が無い、というのも本書で初めて知ったことだ。

ただ残念なのは、これらの事象や解説について
「なぜそうなったのか」
「なぜ筆者はそのように考えたのか」
「どういった根拠があるのか」
という説明が希薄で、ひとつひとつの主張に疑問が残るのもまた事実。

とはいえ本書は非常に安価だし、また短く簡潔にまとめることを優先したために「根拠の説明」という"読者ウケしない”くだりは省いたのかもしれない。

もっとも、読者が疑問に思った部分は自分で調べれば良いし、何より非常にわかりやすくまとめられていることが非常に素晴らしい。

日中韓という地政学的に無関係になりえないこれらの国について、最近の情勢を知っておきたい、と思えた人にはおすすめだ。
何よりも安いし。
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