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艦これ小説更新しました

というわけでものの見事に一週間ぶりの更新です。
つーかこのペースで夏コミに間に合うのか俺(知りません)。

↓最新作
「【艦これ雷電】わたしのたいせつなもの [3]」/「缶@1日目東F28b」の小説 [pixiv]

↓シリーズ「わたしのたいせつなもの」
「わたしのたいせつなもの」/「缶@1日目東F28b」のシリーズ [pixiv]


そして夏コミにサークル参加します。

C86カット

1日目(金)の東F28bにてお待ちしておりますゆえ、
当日はどうぞお立ち寄りを〜。


■システム障害はなぜ二度起きたか(日経コンピュータ)



総評:★★★★☆(4点)

東日本大震災発生時、みずほ銀行が被災者支援のための募金口座を設置したところ、
莫大な数の振込処理が殺到したためにシステムがダウンし、
数日間にわたる営業停止が続いた事件のルポルタージュ。

同じシステム屋として他人事とは思えない緊迫感を伴いながら読み進めるが、
やはり本事件の原因の根幹にあるのは経営のIT軽視にあることは異論の余地がないだろう。

ITシステムを生業にしている企業ですら、
システム開発プロジェクトというものが如何に困難であり、
要件の定義や進捗の管理がどれだけ重要であり、
漏れミスなくシステムを構築するということがどれだけ難しいことなのかを
ちゃんと理解できているのは現場のSEだけであることは珍しくない。

経営層や営業は目の前の売上に固執しがちであり、
だからこそ土壇場の機能追加や顧客からの無茶な要求にも
エンジニアが対応せざるを得ない状況が多々生まれてしまう。

だが、みずほのこの事件でもっとも不幸だったのは、
本来そう言った無茶苦茶なスケジュールに対して「待った」をかけるべき現場のSE責任者ですら、
富士銀行、第一勧業銀行、日本興業銀行の間での熾烈なシェア争いに参加し、
一向に要件を固めることができなくなってしまった、ということに尽きるだろう。

このような事態に陥った原因は、
三銀行のシステム統合を総括する責任者がいなかったこと、
そして何よりも、三銀行のうちどのシステムをメインシステムとして残し、
他銀行のシステムを追随させるかという決定が全く為されなかったことだ。
なにしろみずほ銀行の場合は三銀行がそれぞれ対等な立場での合併となってしまったことにより、
どの銀行の発言力も同等となってしまい、
ゆえに「どのシステムをメインとするか」という経営方針すらなかなか定まらなかったというのだ。
これではシステムエンジニアに限らず、現場に携わる全ての社員が経営の犠牲になっていたと言っても過言ではない。

こういった経営そして体勢の不手際によるシステムの失態では
ベネッセの顧客情報大量流出がホットな話題となっているが、
「システムから簡単に情報を取り出せる」ことに問題点を集中させるのではなく、
「派遣社員ですら顧客情報を取り出せる稚拙な社内体制」にこそ問題意識を高める事が重要だろう。

結局みずほの事件もベネッセの事件も、
システム障害や重大な事件を誘発する原因は、
システムと言うよりもそれを操作する人間であったり、
それを構築したときの経営層の体制準備やIT理解への不足が原因である事が多い。
そう実感させてくれる良書でございました。
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