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ゆっくり金田一感想文


ゆっくり保管庫

何つーか一度見てしまうと脳裏に焼き付いてしまう呪いじみた魅力
ゆんゆんと放ち続けているゆっくりシリーズですが、
これほど沢山のバリエーションがあったんですね。

んで保管庫の各種絵を見ていると、
何やら新種のメタモルフォーゼか、
そうでなければ錯視絵でも見せられてるんじゃねーかという不安を抱くこともあるのですけど、
そんな魑魅魍魎の中でも際だった異彩を放っているのが半霊。
つかこれほどまでにキモキモい幽霊なんて初めて見たわ。



【読書感想文】

本陣殺人事件


溝正史の「本陣殺人事件」を読んだ。面白かった。

ド変態仲間のマユさんがもう凄い勢いではまり続けているために、
彼女のサイトなどを見て思いっきり影響を受けてしまったオイラは
早速本作をamazonで注文、そして読了。

何つーか、言葉にできない。

この本は3つの中編小説からなるオムニバス小説になっているのですが、
表題にもなっている「本陣殺人事件」のトリックの見事さ、
恐ろしい疑心から、心身共に疲弊していく様が余りにも痛々しい「車井戸はなぜ軋る」、
そして戦後間もない昭和の空気が何ともおどろおどろしい「黒猫亭事件」、
どれもこれも緻密なプロットと衝撃的なトリック、
そして昭和独特のどこか土臭い空気と、
血縁による憎悪が生み出す因果などなど、
活気という言葉からは程遠く離された退廃的な雰囲気が終始漂う、
何とも言えぬ読後感を残してくれる小説でありました。

どの編も一筋縄ではいかぬトリックに彩られ、
そしてそれらを理詰め一本で解決してみせる耕助の口上は正に見事の一言で、
クライマックスに近づけば近づく程、
読み止めることなどできない、
暴力的とも言える圧倒的な魅力に束縛されてしまうのです。

で、これほど素晴らしい小説なんですけど、
最後の最後、黒猫亭事件で思いっきりズッコけた。
いや、何つーか、俺の錯覚とかでさえなければ、
この恐ろしい事件の中で一人すげぇホモが出てきたんですよ。

んでそのホモっつーのがですね。
建設業者を営んでいる風間ってやつなんですけど、
愛人とか何人も囲っていて、その数たるや5号6号当たり前、
そんな愛人の一人に料亭の女将をやらせてるのですが、
あろうことかその愛人に耕ちゃんの世話をさせてるんですよ。

つか女を自分が購入したマンションなどに囲う社長っつーのは
ステレオタイプの社長像みたいな感じでよく聞きますけど、
男を囲って、しかもその男を愛人に世話をさせる社長なんて初めてだ。

どんだけこの愛人を馬鹿にしてるんだっつー話なんですけど、
この愛人の悲惨さを如実に表しているのが、愛人初登場のシーン。

久々に風間が料亭に来たときのことです。
そのとき愛人の女性はちょうどお風呂に入っていてですね、
久しぶりに風間が来てくれたっつーことで、
着るモノもとりあえず、まさに半裸状態で風間を出迎えたっつーのに、
風間から出たのは

「耕ちゃんはいるか!?」

この一言。
これ。
これですよ。
もうね。愛人としての立場がボッキボキ。
つか風間も、お前どんだけホモホモしいんだっつー話なんですけど、
そんな風間のラブ光線に対して満更でもなさそうな耕ちゃんの笑顔がまた苦しい。

ジャンプが生んだ平成の名作・るろうに剣心では、
剣心が葵屋での宿泊費用をじじぃに請求されてましたけど、
この風間の溺愛っぷりを見ていると、
体で払う他ないくらいに宿泊費用が溜まっていくのを待ち続けているようにしか思えなくなってくるから不思議なもんです。

まぁ何はともあれ、昭和のあの時代に
これほど洗練されたBL小説を生み出した溝氏の先見の妙たるや戦慄を禁じ得ないわけですが、何はともあれ時代を先取りしすぎたホモホモ小説を読みたい御仁は是非に読んでみれば良いと思います。





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