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犬村小六「とある飛空士への追憶」感想

とある飛空士への追憶

犬村小六の「とある飛空士への追憶」を読んだ。面白かった。

前回の日記でもこの小説の面白さ・素晴らしさについて
冗長とも言える程ウンザリする長ったらしい文章で書き連ねてしまいましたが、
いやはや本当に、誠に、掛け値なしに、純粋に、この上なく面白いと賞賛できる小説でした。

んでまぁこの小説を読み終えた今、
やはり本作品の面白さについて蕩々と語りたい気分なのですけど、
言いたいことは概ね昨日言ってしまったため
ここで書くべきネタが思いつかないのが
本当にモヤモヤするというか口惜しいというか。

いや、ホントすげぇ面白いのですよ。
手に汗握る空中戦、
敵の術中にはまったときの絶望感、
そして次期皇妃とのラブロマンス。

物語全体を漂うテーマ性は使い古された物に過ぎないのですが、
しかしプロットも描写力もキャラクターの魅力も、
全てが鮮烈に、かつ繊細に描き出されていて、
あっという間にその物語の世界に引きずり込まれてしまうのです。

華麗に舞う飛行機の勇姿、
絶望に惑う飛空士の心情、
初恋に酔う次期皇妃の心中、
どの要素を取り出しても、
そのどれもが第一級のエンターテイメント性を持っていて、
次のページを捲る指の動きさえもどかしく感じてしまうほど。

やはりこの小説の本質を一言で表すならば、
国家間をまたぐ大空中活劇と言えるのでしょうけれども、
ここでオイラの趣味嗜好を多分に含めた物言いをさせてもらえるならば、
やはりこの小説最高の見せ場は、
主人公と次期皇妃の、
身分を越えた大恋愛にあるのです。

いやもうね。
オイラこういう「実るはずの無い恋」とか「障害のある恋愛」とか大好物なのですよ。
いや、障害の無い恋愛なんて全く持って面白みに欠けるので
物語にすらならないのですけど、
まぁとにかく二人の初々しい甘々な少年少女っぷりったら!ああもう!ああもう!

ネタバレになるのでここでは敢えて深くは語りませんけど、
俺がこの主人公と同じ立場でしたら、もうね。
間違いなく理路整然と性欲に身を任せちゃいますね。

いやだって、この主人公がこの物語で遭遇するシチュエーションは、
もはや据え膳とかそんな生易しいシチュではありませんよ。
言うなればまな板の上の秀吉ですよ。
今喰わずにいつ喰うんだっつー感じですよ。
それこそ、最後に残ったぎりぎりの理性で
レイプするときくらいは安全マットをひいてあげようかしらとかそれくらいしか気が回らないくらいに。

んで、えーと、俺も何言ってるのかよくわからなくなってきたけど、
まぁとにかく、この小説は文庫本でお手ごろ価格&お手ごろな大きさでありながら、
その中身たるや非常に重厚な物語が展開される非常に稀有な小説となっているため、
普段文章に親しんでいたり親しんでなかったりするそこのBoys&Girlsは
ぜひぜひ何を差し置いてでも読んでみれば良いと思います。





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